WiFi6対応無線LANカード WavLink AX3000　WiFi6

　USB式のWiFiレシーバは、PC本体に直接取り付けることが多いと思います。PC本体の背面に取り付けるとWiFiルータから見るとPCの陰になることも少なくありません。逆にPCの前面に取り付けると微妙に飛び出して邪魔な感じがします。 また、何かと利用頻度の高いUSBポートですが、WavLink AX3000　WiFi6を使うとWiFiとBluetoothの2つを空けられます。
　PC本体のPCIスロットに取り付けるWifiカード式でケーブルでアンテナを離れた位置に設置できる、WavLink AX3000はアンテナの設置位置に自由度が高く邪魔にならず電波のよい場所へアンテナの設置ができるのがメリットです。

　WavLinkは、2011年に創業した企業のようですがWavLinkのホームページ企業の沿革などが記載されておらず詳しことはわかりませんでした。 インターネット上では中国のシンセンに本社がある企業だと紹介しているサイトもありました。主な商品は、WiFi関連のルータなどのネットワーク機器と、USBドッキングベイといったUSG周辺機器のの販売です。

　WavLink AX3000　WiFi6は、デスクトップPCのPCIポートに接続するWiFIおよびBluetoothの送受信ができるカードです。WiFiはPCI経由でデスクトップPCと接続され、Bluetoothはデスクトップ内部のUSB端子と接続します。 他社の製品はWiFiアンテナをカードに直付けするタイプが多いのですが、WavLink AX3000　WiFi6はケーブルで延長した先にアンテナを取り付けるタイプになります。
　WiFiとBluetoothの回路部分はIntel AX200 NGWが使われています。ドライバーもIntelのホームページからダウンロードしたAX200　NGWがそのまま使えるのでWindowsがバージョンアップした時等のメンテナンス面でも安心です。また、WiFiの規格が新しくなった時にはこのIntel AX200 NGWを新しい規格の製品に置き換えれば、新しいWiFi規格が使えるようになる期待が持てます。
　WavLink AX3000　WiFi6は、本体（PCIカード）、Wifiアンテナ（延長ケーブル付き）、USB接続用ケーブル、Lowプロファイルブランケットのセットです。本体は赤いヒートシンクがカッコよく感じます。 WiFiアンテナと台座は一体で、2本のアンテナの向きはそれぞれ変えることができません。台座の底がマグネットでデスクトップパソコンにしっかりと取り付けられるのがうれしいです。

PCIカード本体

　白抜きでWavLinkのロゴが記載されている赤のヒートシンクは本体に4本のねじで止められていて、その下にIntel AX2000があると思われますが外側からはわかりません。側面には2.4GHzと5GHzアンテナ用の端子が2つと動作中を示す緑色のLEDが1ついています。
　PCIの形状はPCI Expressx1で、PCI Express x1、x4、x8、x16のスロットに取り付け可能です。 　赤のヒートシンクの右上にある白い端子が、デスクトップPCのUSB接続用ケーブルを差し込む端子になります。

WiFi用アンテナ

　大きさは高さ約10.5cmではば7cmで110㎝のケーブルがついています。2本のアンテナの下あたりに磁石があるようです。台座の下には滑り止めが貼ってあるので、デスクトップPCの側面へ取り付けても落ちてこないと思います。