PDFとJPEG/BMP/TIFFへ変換できるフリーソフト CubePDF

 CubePDFはCubeSoft社が提供するPDFと6つの画像形式ファイルを作成できる仮想プリンタと呼ばれるフリーソフトです。 CubePDFは、読者が投票して決める2010年 窓の杜大賞で銀賞受賞やPC専門雑誌でたびたび紹介されています。
 シンプルなフリーソフトですが常に改良がおこなわれて2022年7月7日でCubePDFは12周年を迎え、累計1,900万ダウンロード以上の定番フリーソフトになりました。
 CubePDF3.0.0ではメイン画面のレイアウトが変更になりました。今まであったプルダウンメニューの配置が見直されたのとオプション設定が付け加えられました。そのほかARM64版Windowsと、M1/M2 Mac の Parallels Desktop 上で動作する Windowsでも使えるようになりました。

インストールの注意点

 CubeSoftのCubePDFダウンロードページからインストーラーをダウンロードして実行するとCpbePDFとE STARTアプリのインストールが始まります。 E STARTアプリは、Windowsのデスクトップに検索ボックス、天気、最新のニュース、ショッピング情報を表示するソフトです。 E STARTアプリをインストールしなくてもCubePDFは使えます。

CubePDF 使用許諾契約書の合意

 初めに出てくるCubePDF使用許諾契約書なので、ラジオボックスの同意するを選択して次に進みます。
CubePDF3 インストーラ

E START ソフトウェア使用許諾

 CubePDF使用許諾契約書から3つ進むとE STARTアプリをインストールするかしないかの選択ダイアログが出てきます。 デフォルトでは利用許諾に同意してインストールするのチェックボックスが選択されていなので、そのまま次へのボタンを押してもらえばE STARTアプリはインストールされません。 E STARTアプリをインストールしたいときは、チェックボックスで選択してください。
CubePDF3 インストーラ2

PDFへ変換

 Microsoft EXCELやWORDで原稿を作ります。印刷機能のあるアプリケーションであれば、Microsoft EXCELやWORD以外の表計算やワードプロセッサー・CADからもPDF化が可能です。原稿ができたら、原稿を作ったアプリケーションソフトから印刷の操作をします。プリンタの選択画面が出てきたらCubePDFの名前が付いたプリンタを選んで印刷します。
 CubePDFの画面が出てきたら、デフォルトでPDFが出力される設定になっているので出力ファイルへファイルを保管する場所とファイル名を確認して変換を押せばPDFファイルが保存されます。
 フォントの埋め込みとURLリンク付きPDFは自動生成になります。CubePDFで作ったPDFは文字がフォントとして埋め込まれるので、PDFビューワの語句検索でファイル内の語句を検索できます。
CubePDF1.0.0RC17 インストーラ2

出力ファイル オプション

 既存のPDFファイル名を保存するPDFに指定すると、上書き・先頭に結合・末尾に結合のどれかの処理を選択できます。

ファイルタイプ

 PDFのファイルタイプでは、保管したいファイルのバージョンを指定します。出力するPDFを編集する予定がない場合は、デフォルトのPDF1.7で問題ありません。 出力後に編集する場合、編集するアプリが編集できるPDF形式を選択します。古いPDF編集アプリで編集する場合は、新しい形式のPDFに対応してない可能性ががあるので注意が必要です。

カラーモード

 印刷するデータをそのままの色でPDFへ変換しまします。RGBはほとんどの場合、自動と同じです。白黒で印刷したいときはグレースケールを選択します。ファイルタイプがPDFの場合は白黒を選択しても、グレースケールで印刷されます。

解像度

 印刷するデータ内に画像データがある場合、指定された解像度でPDFへ埋め込まれます。印刷するデータにある画像データの解像度よりも大きくしても、画像の品質は変化しない場合があります。

オプション

 画像を含むデータを印刷する時に、PDF変換後のファイルサイズをできるだけ小さくしたい時は、PDFファイル中の画像をJPEG形式で圧縮するにするを選択と、出力されたPDF内の画像が圧縮されてファイルサイズを抑えられます。

ポストプロセス

 デフォルトの開くの設定では、PDFへ変換完了後にPCデフォルトのPDFビューワが起動して、変換したPDFが自動的に開きます。 煩わしいと思う人は、何もしないへ設定を変更しておくとよいと思います。その他を選択すると、PDF変換後に任意のアプリを起動させることができます。その他を選択するとダイアログボックスが出てくるので、起動したいアプリを選択します。

画像ファイル形式(JPEG/BMP/TIFF/PS/EPS/PNG)へ変換

 印刷したいデータを画像ファイルで保管することができます。
CubePDF3

ファイルタイプ

 プルダウンメニューで、画像形式を選択すると画像ファイルへ変換されます。変換できる画像形式はJPEG/BMP/TIFF/PS/EPS/PNGの6種類です。

解像度

 解像度に大きな数字を入れると画質は良くなりますが、ファイルサイズが大きくなります。特にこだわりがなければ解像度は300~600がいいと思いますが、ファイルサイズと画質のバランスが目的にあった解像度へ変更できます。
 ただし、印刷したいデータが画像ファイルの場合は、変換したいデータの解像度よりも大きな解像度をCubePDFへ入力しても、画質は良くならない場合があります。

文書プロパティの追加

 文章プロパティータブでは、タイトル・作成者・サブタイトル・キーワードを入力できます。文書プロパティは一度設定すると、変更機能のあるソフトでないと変更ができません。
CubePDF3 文書プロパティ

パスワード付きPDF

 セキュリティタブで、パスワードを設定します。PDFを開くのに必要なパスワードと印刷やPDF内のテキストや画像ファイルコピーを禁止するパスワードの2種類があります。
CubePDF3 パスワード

PDFファイルをパスワードで保護する

 Adobe Acrobatの権限パスワード(マスターパスワード)に相当します。管理用パスワードを設定すると、PDFへパスワードによる保護を付け加えられます。

PDFファイルを開く時にパスワードを要求する

 Adobe Acrobatの文書を開くパスワード(ユーザーパスワード)に相当します。 観覧用パスワードを設定すると、PDFを開く前にパスワードの入力が求められて正しいパスワードが入力した場合のみPDFファイルが開けるようになります。 管理用パスワードと共用するのチェックボックスを選択すると、回覧用パスワードが回覧用パスワードと同じパスワードになります。

CubePDF3.0.0情報

カテゴリ:フリーソフト
公開元:CubeSoft
公式URL:https://www.cube-soft.jp/
ダウンロードURL:https://www.cube-soft.jp/cubepdf/
対応OS:Windows 7/8/8.1/10/11
公開日:2022年11月4日
ソフトウエアバージョン:3.0.0
ファイルサイズ:20.3MB (32bit64bit自動判別版)

バージョンアップ情報

■Ver3.0.0
■Ver3.0.1 2022/12/01 Ver3.0.0リリース開始
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