PDFに文字や図形が書き込めるフリーソフト「PDF-XChange Viewer」

　Tracke sofware products社が配布している海外製のPDFビューワーですが、完全に日本語化されてます。PDF-XChange Viewerは、コメントや図形を書き込む・パスワードの設定、変更・PDFへ画像ファイルへ書き出すといった多機能ののフリーソフトです。複数のPDFを開いたとき、各PDFがIEのようにタブで表示されるのはPDF-XChange Viewer独自の機能です。
　PROのマークの付いた一部の機能を使ったPDFは、保存すると"PDF-XChange Viewer”のマークが強制的に挿入されます。有料のPDF-XChange Viewer　Proへアップグレードすると"PDF-XChange Viewer"のマークが強制的に挿入されなくなります。

【主な機能】

• PDFビューワー
• 文字の記入
• 図形（矢印、直線、四角、楕円、折れ線他）の記入
• パスワードの設定・変更
• 画像ファイルの書き出し(TFF/JPEG/BMP等の15種類）
• OCR機能 　※日本語OCRには「Japaniese Language Pack」追加要

【PDF-XChange Viewer　PROで追加される機能】

• ページ操作（挿入、抽出、削除）
• ファイルの添付
• コメントの操作

　　

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【文字と図形の記入】

　メニューバーの［ツール(T)]からコメントと［マークアップツール(C)］を選ぶと、テキストや図形の書き込みツールが現れます。

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【パスワードの設定・変更】

　[Ctrt+D]を押すと、ドキュメントのプロパティダイアログが現れます。ダイアログ左側のカテゴリからセキュリティを選択すると、ドキュメントのセキュリティ制限の画面に代わります。セキュリティの設定のプルダウンメニューをパスワードセキュリティへ変更することで、パスワードの設定ができるようになります。
　PDF Ver1.7(Acorobat 9.1以降）のPDFを読み込み・保存することができます。パスワードに関しては、高レベル（256-bit AES）の強固な暗号化が可能でユーザパスワード、マスターパスワードの両方の設定・変更ができます。

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【画像ファイルへ書き出し】

　［ファイル(F)］メニューの［エクスポート(R)］→［イメージへエクスポート．．．］で、イメージへエクスポートダイアログが現れます。このダイアログボックスで、変換するページの指定・画像ファイル形式・ファイル名・出力する画像の解像度を指定します。最後にエクスポート(X)のボタンを押すと画像ファイルへ出力されます。

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【感想】

　PDF-XChange Viewerは、多機能ですが軽快に動く感じがします。アイコンやツールバーのデザインも良くてビューワーとして使うのであればAcrobat Reaerと変わりがないと思います。PDF-XChange Viewerは文字や図形の記入やセキュリティーの設定ができる分、Acrobat Readerよりも機能的に優れているといったほうがよいかもしれません。
　PDF-XChange Veiweは、文字や図形の挿入ができるフリーソフトとしては一番良い出来です。挿入したフォントの種類や大きさの指定や図形の線の色や太さも変えることができ、機能としては申し分ありません。
　ページの挿入や削除ができると一般的な編集機能としてはほぼそろうのですが、この部分はPDF-XChange Viewer PROでないと使えないのが少し残念です。ページの挿入や削除のできるフリーソフトがもう一つあれば、PDFを自由に編集することができる感じです。

カテゴリ:フリーソフト
公開元:Tracker SOFTWARE PRODUCTS
公式URL:http://www.tracker-software.com/
ダウンロードURL:http://www.tracker-software.com/product/downloads
対応OS:Windows
公開日:2015年 6月 8日
ソフトウエアバージョン:Ver2.5 Build313.1