4万円でDell INSPIRONをLEDメモリ&Ryzen5 3500搭載デスクトップパソコンへ改造 Youtube「 吉田製作所」で最近の自作PCを見てたら、LEDで光る部品に魅せられて光るPCを作りました。製作費用を安く済ませるのに、家で眠っていた2010年に発売された第1世代Core i3 530を搭載 Dell Inspiron580のパーツを流用です。
といっても、ストレージはHDDからSSDへ換装済みで、グラフィックボードは玄人志向 GALAXY GF-GTX750Ti-LE2GHDを取り付けてあります。結局、Dell Inspiron580の部品で残ったのは、筐体と電源のみです。新規に購入したマザーボード ASRock Steel Legend B450 (Micro-ATX)、CPU AMD Ryzen5 3500、メモリ Team DELTA RGB DDR4(8GBx2)は、返品神対応のAmazonで合計約37,000円を一括購入しました。

部品交換後、Windows10 Proをインストールするだけで、マザーボードのLEDとメモリのLEDが光ってくれました。しかし、LEDはBIOSで発光パタンが決まっているようでWindows10からは制御できません。LEDの点滅パターンを制御するにASRock Polychromeをインストールすると、Windows10からLEDの色や発光パターンを制御できるようになります。

ASRock B450 Steel Legend
TEAM DELTA RGB DDR4-3000 8GBx2 メモリは CFD、 crucial、 G.Skill、 Corsairあたりが有名です。1997年設立と創業年数が少なく日本でのTEAMの知名度は低いようで、そのせいか Amazon タイムセールでやすい製品を見かけるようです。しかし、メモリのトップ上部が全面LEDで見た目のかっこよさと、価格の安さでTEAM製メモリを選びました。重たい3Dゲームをするわけでもなく記憶容量は16GBも必要ありませんでしたが、LED搭載DDR4メモリだとどうしても8GBX2枚(16GB)しか見つからなかったので、8GBx2枚のパッケージを購入しました。メモリクロックはPC全体の処理能力に大きな影響がないようで、逆に高いメモリクロックをを求めるとPC全体が不安定になる傾向があるようです。マザーボードの規格内であればメモリクロックは不問としました。
LED付きヒートシンクの分だけはメモリの高さが高く幅も若干広くなっているので、CPUクーラと干渉するのを心配しました。ASRock B450 Steel Legendはメモリを4枚を取り付けることができて、2枚差しでは一番CPU寄りのメモリスロットが空きになるので実際には試していませんが、目視の確認ではCPUクーラとメモリの干渉はなさそうです。

メモリのオーバークロックではDDR4-3266で正常動作です。BIOSは、XMP InformationをAutoからXMP2.0プロファイルへ変更したのちに、DDR4-3266を選択しました。DDR4-3400ではWindows10は起動せず、DDR4-3333ではWidnows10が起動したもののスタートメニューが使えなかったです。
ちなみに、何度かオーバークロックの設定を変えて高い周波数での起動を試みました。Windowsのシステムファイルが壊れたよう、でWindows10のインストールディスクからPCを立ち上げて復元ポイントの回復機能で復活させました。オーバークロックするときは、システム破損の危険性があるのを身をもって体験しました。
TEAM DELTA RGB DDR4-3000 8GBx2
AMD Ryzen5 3500 Youtubeを見ているとオフィスソフトや動画編集は信頼のIntel、ゲームはRyzenみたいなところがあります。3Dゲームなんてあんまりしないので信頼のIntelと思ったのですが、最近の勢いとネーミングのかっこよさでRyzenを選びました。Ryzenってどことなく斬新な響きで、どこか進化している感じに好感が持てました。
AMD Ryzen5 3500は6コア6スレッドでRyzen5 3600 6コア/12スレッドの廉価版です。Ryzen5 3500はRyzen5 3600よりも約1万円安い価格ですが、いろいろなベンチマークの結果では20%性能が劣るだけでコストパフォーマンスのよいCPUです。第二世代 Ryzen7 2700にやや劣る性能で高画質の3Dゲームや高度な動画編集で最高性能を求めるユーザでなければ十分な性能です。
Ryzenシリーズの特徴ですが、Ryzen5 3500にもCPUクーラ(Wraith STEALTH)が付属していました。 CPU付属クーラの冷却性能は十分なようでファンの回転音もそれほど気になりません。高いグレードだとCPUクーラのファンがLEDで光るようですが、Ryzen5 3500のCPUクーラはLEDモデルではありませんでした。Intel製CPUはCPUクーラが付属していないことが多いので、RyzenのほうがCPUクーラ代だけ微妙に安く感じます。
AMD Ryzen5 3500
クロック周波数 3.6GHz 6コア/6スレッド TDP 65W メーカ情報ページ
ベンチマーク
ベンチマークの定番ソフト ファイナルファンタジーⅩⅤのスコアは、フルHD(1920X1080)の軽量品質設定で03238の普通判定でした。タスクマネージャーで稼働状況を見るとCPUは25%前後ですがGPUは常に100%で、GPUの性能不足がボトルネックになっています。処理能力の高いGPUに変更すれば、まだまだPCの性能が高くなると思われます。

まとめ 10年前のパソコンが約4万円の出費で、最新のスペックへ生まれ変わりました。軽い動画編集、ホームページ作成、ネット配信の動画回覧であれば申し分ない性能で快適に使うことができています。
しばらくこの構成でパソコンを使ってみて安定して使えるようなら、透明パソコンケースで中身の見えるデスクトップパソコンへ仕上げたいと思います。 |