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4万円でDell INSPIRONをLEDメモリ&Ryzen5 3500搭載デスクトップパソコンへ改造

 Youtube「吉田製作所」で最近の自作PCを見てたら、LEDで光る部品に魅せられて光るPCを作りました。製作費用を安く済ませるのに、家で眠っていた2010年に発売された第1世代Core i3 530を搭載 Dell Inspiron580のパーツを流用です。
 といっても、ストレージはHDDからSSDへ換装済みで、グラフィックボードは玄人志向 GALAXY GF-GTX750Ti-LE2GHDを取り付けてあります。結局、Dell Inspiron580の部品で残ったのは、筐体と電源のみです。新規に購入したマザーボード ASRock Steel Legend B450 (Micro-ATX)、CPU AMD Ryzen5 3500、メモリ Team DELTA RGB DDR4(8GBx2)は、返品神対応のAmazonで合計約37,000円を一括購入しました。
部品名改造前改造後価格
OSMicrosoft
Windows10 Pro
流用-
マザーボードDell DH57M02ASRock B450 Steel Legend9,800円
CPUIntel Corei3 530AMD Ryzen5 350016,140円
メモリメーカ不明
DDR3-1066 2GBx2
TEAM DELTA RGB
DDR4-3000 8GBx2
10,980円
グラフィックカード玄人志向 GALAXY
GF-GTX750Ti-LE2GHD
流用-
SSDCFD CG Series
CSSD-S6B480CG3VX
流用-
キーボードLogicool K270流用-
マウスLogicool M545流用-
BluetootアダプタBUFFALO
BSBT4D09BK
流用-
無線LANELECOM
WDC-433DU2H 11ac
流用-

 部品交換後、Windows10 Proをインストールするだけで、マザーボードのLEDとメモリのLEDが光ってくれました。しかし、LEDはBIOSで発光パタンが決まっているようでWindows10からは制御できません。LEDの点滅パターンを制御するにASRock Polychromeをインストールすると、Windows10からLEDの色や発光パターンを制御できるようになります。

ASRock B450 Steel Legend

 Dell Inspiron 580に搭載されているマザーボードの規格は、メーカ製のパソコンですがMicor-ATXなので、ASUS、ASRock、GigabyteといったマザーボードメーカのMicro-ATX製品で置き換えることができます。BIOSやファンコントロールの細部の作りこみや安定性のだとASUSのマザーボードのイメージが強いのですが、今一番人気のASRock B450 Steel Legendを選定しました。
ASRock B450 Steel Legend
Micro-ATX B450チップセット
2019年3月発売
メーカ情報ページ 価格推移

ASRock B450 Steel Legend 概要

 第三世代Ryzenシリーズに対応している一万円未満のマザーボードです。4Kディスプレイと接続できるUSB3.1 Gen2 Type-CやM.2 SSDスロットも装備されて、拡張性も十分です。発売して1年程度過ぎているのでBIOS不具合の心配もかなり減ってきたと思われます。ASRock B450 Steel Legendが搭載しているB450チップセットは、2020年9月ごろに発売が噂されている第四世代Ryzenシリーズ対応の可能性が高く、非公式ながらPCI4.0も使えるという報告もあるので、期待の持てるマザーボードです。
 最終的には、内部が見えるPCケースにしようと思うので見た目のかっこよさも重視しました。価格帯や仕様がASRock B450 Steel Legendと同じぐらいの AUSU TUF B450-PLUS GAMINGやASUS PRIME B450-Aも候補にあがりましたが、パット見た目の印象が地味でインパクトがなかったです。
 PCを組み立てるうえで心配したのがCPUに接続する補助電源です。Dell Inspiron580のCPU補助電源は12V4ピンコネクタが1つしかありませんが、ASRock B450 Steel Legendは12V8ピンです。色々調べた結果、マザーボードの補助電源が12V8ピンでも電源ユニットから出ている12V4ピンコネクタをつなげれば使えることがわかりました。コネクタをつける位置が決まっていますが、正しい位置でないと接続できないので間違った位置に差し込むことはないということです。

ASRock Polychrome

 マザーボード上のLED接続したメモリ、グラフィックカードやキーボード、マウスのLEDを制御するソフトウエアです。ASRock Polychromeをインストールしなくても、マザーボード上のLEDとメモリのLEDはBIOSの設定で発光・点滅します。ASRock Polychromeをインストールすると、Windows10からLEDの発光・点滅を制御できるようになります。
 LEDの発光・点滅の設定は、マザーボード上のLEDの設定とマザーボードに接続した部品の2種類の画面に分かれています。メモリ、マウス、ヘッドセット、キーボード、グラフィックカードのLED制御はCompornentの画面からします。
 まず、右下にあるStyleのプルダウンから発光パターンを選択します。発行パターンは、Static、Breathing、Flashing、Color Cycle、Rainbow、Breathing Rainbow、Comet、Comet Rainbow、Moving Flash、Moving Flashing Rainbow、Wave、Glowing YoYo、Starry Nightの13パターンになります。
 あらかじめ発色が決められている発光パターンと自分で発色を決められる発光パターンの2種類があります。自分で発色を決められる発光パターンの場合は、styleの上がカラーに変わります。カラー上の〇を動かして発色を変えることができます。
ASRock Polychrome  ASRock Polychrome

TEAM DELTA RGB DDR4-3000 8GBx2

 メモリはCFDcrucialG.SkillCorsairあたりが有名です。1997年設立と創業年数が少なく日本でのTEAMの知名度は低いようで、そのせいかAmazon タイムセールでやすい製品を見かけるようです。しかし、メモリのトップ上部が全面LEDで見た目のかっこよさと、価格の安さでTEAM製メモリを選びました。重たい3Dゲームをするわけでもなく記憶容量は16GBも必要ありませんでしたが、LED搭載DDR4メモリだとどうしても8GBX2枚(16GB)しか見つからなかったので、8GBx2枚のパッケージを購入しました。メモリクロックはPC全体の処理能力に大きな影響がないようで、逆に高いメモリクロックをを求めるとPC全体が不安定になる傾向があるようです。マザーボードの規格内であればメモリクロックは不問としました。
 LED付きヒートシンクの分だけはメモリの高さが高く幅も若干広くなっているので、CPUクーラと干渉するのを心配しました。ASRock B450 Steel Legendはメモリを4枚を取り付けることができて、2枚差しでは一番CPU寄りのメモリスロットが空きになるので実際には試していませんが、目視の確認ではCPUクーラとメモリの干渉はなさそうです。
TEAM DELTA RGB DDR4  TEAM DELTA RGB DDR4
 メモリのオーバークロックではDDR4-3266で正常動作です。BIOSは、XMP InformationをAutoからXMP2.0プロファイルへ変更したのちに、DDR4-3266を選択しました。DDR4-3400ではWindows10は起動せず、DDR4-3333ではWidnows10が起動したもののスタートメニューが使えなかったです。
 ちなみに、何度かオーバークロックの設定を変えて高い周波数での起動を試みました。Windowsのシステムファイルが壊れたよう、でWindows10のインストールディスクからPCを立ち上げて復元ポイントの回復機能で復活させました。オーバークロックするときは、システム破損の危険性があるのを身をもって体験しました。
タスクマネージャー メモリ
TEAM DELTA RGB DDR4-3000 8GBx2
ASUS Aura Sync / ASROCK POLYCHROME SYNC / MSI Mystic Light SYNC / GIGABYTE RGB Fusion 対応
メーカ情報ページ

AMD Ryzen5 3500

 Youtubeを見ているとオフィスソフトや動画編集は信頼のIntel、ゲームはRyzenみたいなところがあります。3Dゲームなんてあんまりしないので信頼のIntelと思ったのですが、最近の勢いとネーミングのかっこよさでRyzenを選びました。Ryzenってどことなく斬新な響きで、どこか進化している感じに好感が持てました。
 AMD Ryzen5 3500は6コア6スレッドでRyzen5 3600 6コア/12スレッドの廉価版です。Ryzen5 3500はRyzen5 3600よりも約1万円安い価格ですが、いろいろなベンチマークの結果では20%性能が劣るだけでコストパフォーマンスのよいCPUです。第二世代 Ryzen7 2700にやや劣る性能で高画質の3Dゲームや高度な動画編集で最高性能を求めるユーザでなければ十分な性能です。
 Ryzenシリーズの特徴ですが、Ryzen5 3500にもCPUクーラ(Wraith STEALTH)が付属していました。CPU付属クーラの冷却性能は十分なようでファンの回転音もそれほど気になりません。高いグレードだとCPUクーラのファンがLEDで光るようですが、Ryzen5 3500のCPUクーラはLEDモデルではありませんでした。Intel製CPUはCPUクーラが付属していないことが多いので、RyzenのほうがCPUクーラ代だけ微妙に安く感じます。
AMD Ryzen5 3500
クロック周波数 3.6GHz 6コア/6スレッド
TDP 65W
メーカ情報ページ

 ベンチマーク

 ベンチマークの定番ソフト ファイナルファンタジーⅩⅤのスコアは、フルHD(1920X1080)の軽量品質設定で03238の普通判定でした。タスクマネージャーで稼働状況を見るとCPUは25%前後ですがGPUは常に100%で、GPUの性能不足がボトルネックになっています。処理能力の高いGPUに変更すれば、まだまだPCの性能が高くなると思われます。

ファイナルファンタージⅩⅤ

 まとめ

 10年前のパソコンが約4万円の出費で、最新のスペックへ生まれ変わりました。軽い動画編集、ホームページ作成、ネット配信の動画回覧であれば申し分ない性能で快適に使うことができています。
 しばらくこの構成でパソコンを使ってみて安定して使えるようなら、透明パソコンケースで中身の見えるデスクトップパソコンへ仕上げたいと思います。
 
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