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【悲報】ライザーケーブルの性能をRTX3060で調査で愕然 スリムPCだけどフルプロファイルのグラボを使いたいとかマイニングリグでPCとマザボを接続するのに使われるライザーライザーケーブルの性能を調べてみました。
MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12GをマザーボードのPCI-Express(以下PCI-E)スロットへ直結した時と、ライザーケーブルでPCI-Eスロットへ接続したときの、ファイナルファンタージ14ベンチの比較です。
自作PC
ライザーカード選定
ライザーケーブルとライザーカードは、マザーボードから離れたところにあるグラボなどのカード類をPCI-E接続する延長ケーブルという点では同じです。しかし、使い方や使い勝手に違いがあり別物です。ここで紹介するライザーケーブルは、マザーボードのPCI-Ex16(X4/X1のスロット不可)スロットとグラボなどのPCI-Ex16を接続するケーブルです。ライザーカードのような、ライザーケーブルへPC側から電力の供給は必要ありません。
Amazonには1,000円から10,000円と幅広い価格帯のライザーケーブルがあります。その中からできるだけ安価で用途にあった商品を購入しました。 選定のポイント
![]() EZDIY-FAB ライザーケーブル 30cm / 90°
![]() ![]() EZDIY-FAB ライザーケーブル 30cm / 90°
外観安価な中華製品は簡易包装で送られてくることが多いですが、EZDIY-FAB ライザーケーブル(PCI-E 3.0X16) 30cm / 90°はしっかりした外箱に透明な銀色の帯電防止袋に乾燥剤入りで密封されているという厳重な包装でした。しかもPC側のPCI-Eコネクタには水色のカーバーで保護されていました。全体的な質感やつくりは良く、安心感が持てる印象です。ケーブル部分は幅方向が5分割されていて、ケーブルが曲がりやすい工夫がされています。 ![]() ![]() EZDIY-FAB ライザーケーブル 30cm / 90° PC側コネクタPC側コネクタは、ケーブルと同じ向きになっています。マザーボードへ接続すると、マザーボードからライザーケーブルが垂直に伸びます。コネクタの端子部分とケーブルは、ねじで固定されていて引張りや曲がりの力がかかっても、接触不良や断線しにくい構造だと思います。![]() カード側コネクタカード(グラボ側)コネクタもしっかりとしたつくりになっています。ケーブルに対してカードが垂直に刺さるコネクタが付いています。差込口は、マザーボードのPCI-Eスロットと同じような形状です。![]() ![]() ライザーケーブルをPCとグラボへ接続 ライザーケーブルをMSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12Gへ差し込みました。ライザーケーブルをの端子へ差し込む要領は、マザーボードへ差し込むのと同じ感じです。
ライザーケーブルは、MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12Gの背面側に伸びていきます。
そのあとで、長尾製作所 グラフィックボードディスプレイ台(NB-VGA-DP01)へMSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12Gを固定します。これで、PCケースの外側に、MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12Gを設置できるようになりました。 ![]() ![]() ![]() 長尾製作所 グラフィックボードディスプレイ台 NB-VGA-DP01
![]() ライザーケーブルをマザーボードのPCI-Eスロットへ差し込んで、グラボの補助電源に電源プラグを差し込むとこれで準備完了です。 ![]() ![]() 性能確認 MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12Gを直接マザーボードへ接続したときと、ライザーケーブルで接続したときの性能を比較しました。GPU-Zで接続状況を確認した後に、FINAL FANTASY 14 漆黒のヴィランズベンチマークの フルHD (解像度1920x1080)の最高品質で、グラボの性能を測定しました。
MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12Gを直接マザーボードへ接続MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12Gを接続したのは、2つあるPCI-Eスロットのうち、CPUに近いPCI-E4.0をサポートしているスロットです。GPU-Zでは、PCI-E4.0X16での接続が確認されました。ファイナルファンタージ14ベンチマークを3回測定した結果は、1回目14,460、2回目14,272、3回目14,456で14,300前後の安定したスコアでした。 ![]() ![]() ![]() MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12Gをライザーケーブルで接続ライザーケーブルの長さの制約から、マザーボードのCPUから遠いほうのPCI-Eスロットへライザーケーブルを接続しました。接続したPCI-EスロットはPIC-E4.0非対応ですが、PCI-E3.0には対応しています。しかし、GPU-Zでマザーボードとの確認するとPCI-E1.1X4接続と表示されました。ファイナルファンタージ14ベンチマークソフトの結果は、1回目9,535、2回目7,110、3回目8,693、4回目7,929でした。スコアの最大と最小の差は2,425もあり、平均スコアは8,326でした。MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12Gを直接マザーボードへ接続と比べると、約60%の性能でスコア自体もばらつきが大きい結果になりました。 PCI-E4.0 X16とPCI-E1.1X4の理論転送速度は20倍程以上の差があります。ファイナルファンタージ14ベンチマークソフトのスコアではそこまで大きな差にはならなかったものの、画像を見た感じのスムーズさでは違いがわかるレベルの差でした。 ![]() ![]() ![]() まとめ ライザーケーブルは、マザーボードのPCI-Eの性能を生かすことができないようです。マイニングのような低い転送速度での使い方なら十分だと考えられます。
しかし、M.2SSDを接続したり高画質で高いフレームレートのゲームを楽しみたい場合は、お勧めできない接続のようです。ライザーケーブルと比較して、電源ケーブルが1本少なくなるのが唯一のメリットだと感じました。 |
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