PDFビューワー（回覧ソフト）とは？ インターネットでカタログや取扱説明書として広く配布されている PDFを回覧するソフトはPDFビューワーとも呼ばれ、パソコンやスマートフォンには必ずインストールしておきたい定番ソフトです。新規でパソコン(PC)やスマートフォンを購入すると既にインストールされていたり、 ウェブブラウザーにPDF回覧機能が組み込まれていてフリーソフトの場合がほとんどです。
PDFビューワーは簡易的に文字や図形を書き込めるソフトもありますが、PDFを回覧することが基本機能でPDFをスムースに回覧したりPDF内の情報を素早く見つけることが主な用途となります。それ以外の操作（例えば、2つのPDFをつなぎ合わせる）をしたい場合は、別途 アプリケーションソフトウェアが必要です。 1.Adobe Acrobat Reader DC
PDFを開発したアドビシステムズが配布しており定番PDFビューワーとなっているのが、Adebe Acrobat Reader DCです。3Dモデル(3D図形)を含む最新フォーマットのPDFとグラフィックスソフト「Adobe Illustrator CC」の画像データAI(.ai)形式を回覧できるのが特徴の一つとなります。
タッチ操作を意識して全体的に大いボタンはわかりやすくて使いやすいユーザインタフェースです。オフィッスでのペーパレス化を意識してなのか、署名、電子印鑑、スタンプ機能が使えます。又、PDF内の文字検索ができるので、100ページを超えるような多くの情報の中から、いち早く目的の情報へたどり着けます。
オンラインストレージとの連携も可能で、DropBox、google Druve、Onedrive、SharePoint に保管してあるPDFへAcrobat Reader DCから直接アクセスすることができるようになりました。
一方、PDFの文字を直接編集、スキャンしたテキストを文字認識（OCR）、ページを回転したのちに保存といった機能は、有料でAdobe Reader DCへ付け加えることができます。
カテゴリ:フリーソフト（一部機能は有料）
公開元:Adobe
公式URL:http://www.adobe.com/jp/#
ダウンロードURL:https://acrobat.adobe.com/jp/ja/products/pdf-reader.html
対応OS:Windows server 2008 R2/2012/2012 R2,Windows 7/8/10
公開日:2019年10月 2日
ソフトウエアバージョン:2019.011.20040（ダウンロードファイル容量211.4MB）
2.Firefox Quantam
Edge(Microsoft)、Chrome(Google)と並ぶ三大ブラウザの一つForefox QuantamでもPDFを回覧できます。Firefox Quantumの高速パフォーマンス精神は、PDFビューワーとして使った時にも生きているようで、Adobe Reader DCと比較すると同じPDFを開いてもページの移動がFirefox Quantumの方が軽く感じられます。
しかし、本来はブラウザーということもあってか、3Dモデル(3D図形)を含んだPDFでは3Dモデルが表示されなかったり、PDF内の文字データ検索機能がありません。PDFの回覧だけが主目的のホームユースではこれらの機能がなくても十分ですが、様々なシチュエーションを想定したオフィッスユースでは物足りなく感じます。
Firefox QuamtamをWindows PCへインストールしただけでは、PDFを開くアプリケーションソフトに変更されないのでインストール後に自分で変更するか、メニューバーの開くメニューから目的のPDFを指定しなければいけないのが面倒です。
カテゴリ:フリーソフト
公開元:Mozilla
公式URL:https://www.mozilla.org/ja/
ダウンロードURL:https://www.mozilla.org/ja/firefox/download/thanks/
対応OS:Windows
3.Foxit Reader
FoxitReaderは、ビューワ機能だけでなく文字や図形を書き込んだり、画像や定型スタンプを挿入、ExcelやWordなどを添付して保存ができるFoxit社（米国 カリフォルニア州）が配布するフリーソフトです。Webブラウザ（Internet Exprola、Fire Fox、Crome）のプラグインとしても使うことができるので、Adobe Reader DCの代替えとして十分に使うことができます。
Foxit Readerの姉妹フリーソフトに、FoxitMobile for Android(Andoroid用）やFoxit MobilePDF for iOS(iPhone用）があります。
Foxit ReaderはMicrosoft Office2019を思わせるような、タブとリボンでいろいろな操作ができるようにデザインされているので、Excel2019やWord2019に慣れた人には使いやすいです。
カテゴリ:フリーソフト
公開元:Foxit Japan
公式URL:http://www.foxit.co.jp/
ダウンロードURL:https://www.foxit.co.jp/downloads/
対応OS:Microsoft Windows 7/8/8.1/10
推奨する動作環境:CPU 1.3 GHz 以上のプロセッサ/ RAM 512MB(1GB以上推奨)
公開日:2019年1月11日
ソフトウエアバージョン:9.4 （ダウンロードファイル容量 73.1MB)
4.Sumatra PDF
Sumatra PDF はスリムで無料・オープンソースの Windows 用 PDFビューアです。PDF回覧に必要な最小限の機能だけに絞っているのが特徴です。外部USBメモリーで持ち運べるように、約6MBの実行ファイルが一つだけでインストール不要・レジストリーも使用していません。
カテゴリ:フリーソフト
公開元:Sumatra PDF
公式URL:http://www.sumatrapdfreader.org/free-pdf-reader-ja.html
ダウンロードURL:http://www.sumatrapdfreader.org/download-free-pdf-viewer-ja.html
対応OS:Microsoft Windows 10
公開日:2016年8月14日
ソフトウエアバージョン:Ver3.1.2
5.PDF-XChange Editor
Tracke sofware products社が配布しているPDF編集機能付のビューワです。PDF-XChange Viewerの後継バージョンになります。海外製のフリーソフトですが、完全に日本語化されており使い勝手に不安はありません。ビューワだけでなく編集機能が付いていて、60%の編集機能は無料で使えますが40%はライセンスの購入が必要です。ライセンスが必要な機能を使ったPDFを保管すると、"PDF-XChange Editer Click to BUY NOW"のマークが強制的に挿入されます。ライセンスは、Tracke sofware productsかAmazon.comで購入できます。
PDF-XChange Editor 主な無料機能
- PDFビューワー
- 図形（矢印、直線、四角、楕円、折れ線他）の記入
- 自由曲線の記入と削除(鉛筆と消しゴムツール)の記入
- 付箋の貼り付けの記入
- パスワードの設定・変更
- 画像ファイルの書き出し(TIFF/JPEG/BMP等の14種類）
- ページの回転と保存
PDF-XChange Viewer ライセンス購入で追加される機能
- ページ操作（挿入、抽出、削除）
- ファイルの添付
- コメントの操作
カテゴリ:フリーソフト
公開元:Tracker SOFTWARE PRODUCTS
公式URL:http://www.tracker-software.com/
ダウンロードURL:http://www.tracker-software.com/product/downloads
対応OS:Windows
公開日:2019年9月10日
ソフトウエアバージョン:8.0.330.0
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