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LibreOffice Calcのエクスポート機能でPDFを作成

 The Document Foundationのオフィス統合環境フリーソフト「LibreOffice」v3.3には、ワープロソフト「Writer」、表計算ソフト「Calc」、プレゼンテーションソフト「Impress」、データベースソフト「Base」、ドローソフト「Draw」、数式編集ソフト「Math」の6つのソフトが含まれています。そのうち表計算ソフト「Calc」は、Microsoft Office Excel相当で、拡張子がxls,xlsxを読み見込むことができます。
 Micorosoft Excel2003は65,536行x256列を超えるデータを読み込めませんが、LibreOffice calcは1,048,576行x1024列まで読み込めます。Microsoft Excel2003で読み込めなかったデータは、LibreOffice calcで試してみるとよいと思います。

【Libre Office Calc 試用レポート】
 MicroSoft Office Excel2003で作ったファイルをLibreOffice Calcで開いて、PDFにエクスポートしました。シートにはテキストのほか、棒と折れ線の2軸のグラフと表が含まれていました。LibreOffice calcでxlsのファイルを開いてみると正常に読み込むことができ、レイアウトもMicroSoft Office Excelとほとんど変わりませんでした。
LibreOffice CalcからPDFを作るには、「ファイル」メニューの「PDFとしてエクスポート」を選ぶとダイアログボックスが表示されます。

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ダイアログボックスの一般タブではPDFにJPGが含まれる場合、データを圧縮したり解像度の設定をしたりできます。JPGのデータを圧縮したりより低い解像度を指定すれば作成されたPDFの容量を小さくすることができます。又、PDFに標準フォントを埋め込む設定も可能です。

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セキュリティーのタブでは必要に応じて、作成するPDFへパスワードや印刷の制限をつけることができます。

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エクスポートのボタンを押すとファイル名と保管場所を指定するダイアログが表示されれ、保存のボタンを押せばPDFの作成は終了です。いろいろと試してみたのですが、PDFへエクスポートの機能はLibreOffice Calcの内容全体をPDFへ出力する機能のようです。残念ながら指定のシートのみとかシートの一部をPDFにする機能は見つかりませんでした。この辺りは、印刷の機能でCubePDFCutePDFを使ってPDFにするより不便だと思います。

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エクスポートされたPDFをAdobe Readerで開いてみると、LibreOffice Calcで見たのと変わらないレイアウトでした。PDFのプロパティーを確認したところ、PDF変換はLibreOfficeでPDFバージョン1.4でした。

 
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